どうも、TKG.comです。
本日は年内のMtG納めをしてきました。
あとは仕事なり、私用なり、権利なかったりで参加できそうにないので。苦笑

【思うこと...】
ラヴニカのギルドが発売されて、スタンダード環境はとても健全になったと思っています。
ゴルガリの一強かと思えば、それに有利なイゼットフェニックスやイゼットドレイクが台頭し、PTではイゼットが対処しにくい白系のウィニーが、そして環境が落ち着いてきたらジェスカイコントロールを筆頭とした各種コントロールが〜と、メタは回り続け、メタ読みも含めた構築が必要な環境です。
可能であるならば、スタンダード環境はこうあるべきですよね。

自分はそこそこ昔からやっていたのもあり、土地が全て揃っていたので何となく復帰しましたが、結果的にGPに出るほどスタンダードを楽しませて頂きました。


【GPに出るまで...】
私がGPに出れるようになったのは、僅か2週間前でした。
決まるまでは、店舗大会やPPTQでそこそこ楽しめればいいかな〜くらいの気持ちでやっていたため、GP参加によるモチベーションやギアをチェンジすることは、平日大会に出れる程の時間もない、MOなどの家で対戦の機会もない自分と致しましては、嬉しくもありますが、とても悩ましいものでした。

そこで、練習時間が取れないけれども、GPに参加するにあたって、自分が意識したことを、同じ境遇の方の参考になれば〜という意味も込めて、書き残したいと思います。


以下の内容を行い、GPで勝てた!というわけではありません。が、GP前までに納得のいく調整が出来たため、この感覚が皆様とも共有出来れば良いと思っての記載になります。


◾️Point.01 環境に存在するデッキを一通り理解する

練習量で劣るのであれば、知識量はせめて同等以上に持っていく必要があります。
Tier1は当然のこと、Tier2にも意識を配り、可能であればローグと言われるデッキにも目を通しておきたいです。
そこで知見を深めることが、デッキ構築、調の手助けになります。

この話はスタンダードという限られたカードプールの環境だからこそできることだと思いますので、他の環境に関しても当てはまるとは限りません。

特に意識したことは、メインボードにどれくらい自分のデッキが嫌なカードが組み込まれているかを知ることであり、サイドボードも同様です。
これらのカードを含んだデッキと相対するには、どのような立ち回りや、サイドボーディングをすれば良いのかがわかり、プレイングの手助けになります。

[例]XLN〜GRN環境でのメタ
Tier1ーゴルガリ、ジェスカイコン、イゼットフェニックスもしくはドレイク
Tier2ー白系ウィニー、セレズニア、赤単、黒含むコントロール
以下ー青単など


◾️Point.02 Tier1のデッキを使用しない

Tier1に位置するということは、環境において最も強力なデッキの1つであり、環境の回答として正解に近いということです。
しかし、だからと言って、そのデッキを全員が上手く使えるかと言うと、それは違います。
Tier1に位置するデッキであるほど難しく、沢山の練習量が必要となる、と私は考えています。
そのため、仮にTier1のデッキを使ったとして、同レベル程度の相手に勝つのが関の山であり、そのデッキを回して修練を積んだ相手には間違いなく勝てません。
なので、練習時間の取れない自分のようなプレイヤーは、Tier1のリストを使うのは危険(勝ちきれないという意味)だと考えています。

では、どんなデッキの選択をすれば良いのでしょうか。
それはTier2以下のデッキ、もしくはローグを使用することが正解だと考えています。
ローグと言っても、ただただ珍しいデッキのことではなく、Tier1に位置するデッキを倒すことの出来る構造を持ち合わせたデッキのことを指しています。
不意をつくことが出来るデッキ、というのが最も適切な表現でしょうか。

[例]XLN〜GRN環境
・白系ウィニー、赤単
・Tier1のデッキを自分が回しやすく、かつ不意のつけるカタチに調整
・ゴルガリ、ジェスカイコン、イゼットは玄人との差が出過ぎるのでNG


◾️Point.03 デッキ、カードの賞味期限を理解する

Point.02で不意をつくことが出来るデッキと述べました。
しかし、自分では不意をつけると思っていたカードが、対戦相手の予想が容易で対応が可能なものであったら、それは不意をつけるデッキとは言いません。
これが賞味期限と称しているものです。

では、例えばどのようなカードが不意をつけるカードと言うのでしょうか。

GP静岡時点で考えるのであれば、ワタナベユウヤプロが使用したイゼットドレイクの、「模写」が挙げられると思います。
GP静岡前までは、模写というカードは見向きもされていませんでしたが、GP静岡以降は定番のようにリストに名を連ねています。


◾️Point.04 使用デッキが決まり、リストがまとまってきたら、自分の意思を尊重する

この項目はとても難しいことだと思います。
簡単に言えば、有識者の意見はあくまで参考であり、完全採用すべきでない、ということです。

例えば、プロを筆頭にMtGに生活の多くを費やせる方々は、確かに環境の理解にも長けて、非常に頼りになると思います。
しかし、注意しなければならないのが、その方々の判断基準は、あくまでその人が基準なのです。
その人がデッキを使い込み、その中で見出したその人にとっての解決策であり、全ての人に当てはまるとは限らないのです。


[例]
土地枚数が全体のマナコストに対して、少ないor多いと感じるのであれば、自分なりに折り合いのつく理論を導き出し、自分が思う適正な枚数にして良いのです。


【以上を踏まえて...】
では、TKG.comはどんなデッキを使っているんだ?!となった方もいらっしゃると思います。
GPで使用し、その後のPPTQでも使用したリストをこちらになります。

GP後に調整した、2018.12.16時点のものです

◾️デッキ名
トリコドレイク...ゼロックス理論を添えて

◾️メインボード 60
・クリーチャー 8
4 奇怪なドレイク
4 弾けるドレイク

・ソーサリー 18
3 突破
3 大将軍の憤怒
2 航路の作成
4 発見//発散
4 溶岩コイル
1 標の稲妻
1 模写

・インスタント 13
3 潜水
4 選択
2 ショック
1 呪文貫き
2 反応//反正
1 栄光の好機

・その他 2
2 アズカンタの探索

・土地 19
1 断崖の避難所
3 氷河の城塞
2 島
1 山
4 聖なる鋳造所
4 蒸気孔
4 硫黄の滝

◾️サイドボード 15
1 つぶやく神秘家
2 パルン、ニヴ=ミゼット
1 幻惑の旋律
1 標の稲妻
1 轟音のクラリオン
1 呪文貫き
2 軽蔑的な一撃
1 神聖な発動
2 封じ込め
2 火の血脈、サルカン
1 イゼットの副長、ラル


◾️リストの解説
・何故トリコなのか
あくまで個人的な感想ですが、イゼットでは対処出来ないカードが現環境には多く、対応力を上げるためにも、色は足すべきであると考えています。
黒も検討しましたが、白いカードのカードパワーの高さを優先することにしました。白いカードの採用に当たり、最初に検討したのは、イゼットが白系ウィニーに著しく弱いことに着目し、轟音のクラリオンと封じ込めを取ることでした。
上述のリストでは、サイドボードカードに落ち着いていますが、GPではメインに採用した轟音のクラリオンが非常に活躍してくれました。
それと同時に、孤光のフェニックスと轟音のクラリオンのディスシナジーを嫌い、孤光のフェニックスは不採用、ドレイクの一点突破型にしようと考えるようになりました。
そう考えた時、反応//反正と栄光の好機の採用が決まり、白を足すメリットがより色濃くなりました。
反応//反正や栄光の好機のようなキラーカードはピーキーであり、まだまだマイナーだというのも追い風ではあると思います。


・土地枚数について
まず大前提が2つあります。
1つ目は、自分はマナフラッドで負けることが大嫌いということです。
あくまで好みの問題なのですが、マナフラッドで負けるくらいなら、土地が0枚で負ける方が良いと考えています。
2つ目は、ゼロックス理論です。
簡単に言うと、1マナ、2マナの軽量ドローソースを多く採用し、ドロー回数を増やすことによって、土地枚数を減らせるという理論です。
以上2点の大前提の下に、現状のイゼットのリストの土地20枚やトリコにしたドレイクやフェニックスの土地22〜24枚は、明らかに多過ぎると考えました。
結果、1マナのドローソースを10枚+α、2マナのドローソースを6枚+α程度採用することで、土地は2〜3枚は削ることが出来るという結論に至りました。


◾️GP前後で試したカード達
〜GP前〜
・模写
・再燃するフェニックス
・浄化の輝き
・活力回復
・残骸の漂着
・ドミナリアの英雄、テフェリー
・正義の模範、オレリア

GP時点では、マナベース的に模写を唱えるための青青がかなり厳しく、残念ながら不採用となりました。
活力回復はかなり好感触であり、本デッキの序盤はドローと除去のバランスが難しいため、貴重なライフゲインでした。
浄化の輝きと残骸の漂着は、マナベース的には、白白は何も問題なかったのですが、打ちたい盤面が少なかったのがイマイチな点でした。

〜GP後〜
・つぶやく神秘家
・サルカンの封印破り

GP前後から最古再誕が流行したため、それに有効なつぶやく神秘家はかなり好感触でした。
そしてサルカンの封印破りですが、このカードはドレイクのパワーも参照するため、誘発します。
貼れた時のカードパワーは凄まじく、サルカンの封印破りを貼り、ドレイクをキャスト出来た際には基本的に勝ってしまうレベルでした。
しかし、4マナでサルカンの封印破りを貼れる程、今の環境は遅くなく、手札でモジモジしてしまう事が多々あり、今は不採用となっています。
因みにですが、ゴルガリに対してが1番効果的な感触であったため、サイドに忍ばせるならありかなーとか、ぼんやり考えています。


【2018年のMtGライフを納めて...】
一旦スタンを辞めて、モダンとレガシーをエンジョイし、ラヴニカのギルドへの再訪に伴い、スタン復帰し、年末のGPに参加と、非常に充実したMtGライフだったと思います。
2019年ですが、仕事やプライベート面の忙しさから、あまりMtGに時間は割けなさそうなのですが、無理なく楽しみたいと思います。
ラヴニカの献身前には、もしかしたらスタンの資産を処分するかも?苦笑

さてさて、長々と話しましたが、この記事がMtGをエンジョイする皆様のお役に立てれば幸いです。


ではノシ

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