お久しぶりです。
一度は更新しようと試みていたのですが、保存データが消えて、やる気が雲散霧消したTKG.comです。
モダンシーズンも終わり、ラヴニカのギルドも発売されたので、ここまで使い続けてきたドレッジというデッキについて、自分なりにまとめてみようと思います。
長文になりますので、ご容赦下さい。
◾︎何故ドレッジなのか
第一に、メインの勝率がとても高く、メタの一角であるバーンやマルパイ、コントロールなどに有利を取れる点が魅力です。
当然、苦手なデッキも多々ありますが、ブリッジヴァインではなくドレッジであれば、ある程度までは柔軟に対応が可能という点も強みです。
理不尽を押し付けるデッキなので、自分のプレイスタイルに合っているという点も、選んだ理由となります。
◾︎メインボード構築における考え方
カード1枚1枚について書くわけにはいかないため、ポイントについて書いていきます。
・傲慢な新生子と叫び角笛について
速度が必要な環境かどうかが選択の基準となってきます。
傲慢な新生子は相手の1ターン目にドレッジを出来る可能性があるため、速度の面では叫び角笛に確実に勝ります。
しかし、傲慢な新生子のドレッジの期待値は3〜5枚に対し、叫び角笛は確実に6枚ライブラリーを削れるため、期待値は若干勝ります。また、ドレッジカードが無くてもライブラリーを墓地に送れる点は、傲慢な新生子にない利点です。
結論と致しましては、現在の環境速度であれば、叫び角笛の採用が適切であると考えております。
・ドレッジカードについて
一般的なリストは、ゴルガリの凶漢2〜3枚、臭い草のインプ4枚、壌土からの生命3〜4枚、暗黒波0〜1枚、ダクムーアの回収場1〜2枚の組み合わせで、合計12枚程度かと思います。
個人的な考えですが、この12枚は可能な限り減らすべきではありません。その中で優先順位をつけると、以下のような感じになります。
臭い草のインプ>ゴルガリの凶漢>壌土からの生命>>>暗黒波>>>>>ダクムーアの回収場です。
ゴルガリの墓トロールがいない以上、それを補うため、発掘の数字は重要です。ゴルガリの凶漢は軽視されがちですが、発掘4という数字は重要なファクターです。
・土地の枚数について
ドレッジの多くのリストが土地枚数を20枚に設定していると思います。
しかし、私が考えるドレッジの土地の適正枚数は、18枚もしくは19枚と考えています。
18枚か19枚であれば、2枚目の土地を9割以上の確率で置くことができ、また3枚目の土地も7割以上の確率で置くことが出来ます。
(計算が間違っていたらすいません。)
以上の確率を満たせるのであれば、ドレッジをプレイするには十分であると考えます。
◾︎サイドボード構築における考え方
こちらもポイントについて書いていきます。
まず、根本的にドレッジはメインは好き勝手できますが、サイド後は逆に虐められます。その点に注意して読んで頂けたらと思います。
・墓地対策の対策カード
墓地を一掃したりするカードはいくつもありますが、特に意識すべきカードとして挙げられるのは、『虚空の力線』『安らかなる眠り』『墓掘りの檻』『大始祖の遺産』『外科的摘出』となります。
これらに対処できるカードをサイドに割くことが、一番最初に考えることとなります。
対処するカードの例を挙げますと、『自然の要求』『突然の衰微』『古えの遺恨』などになります。
対処するカードを選ぶ際で重要なのは、マナコストです。
早い段階かつ自分の動きを邪魔せずに対処することが理想なため、1マナが最優先であり、2マナまでが許容範囲です。3マナになってきますと、対処のタイミングとしては遅く、盤面をひっくり返せない可能性が高くなります。
・ヘイトカードについて
特定のデッキにしか刺さらないカードはあまり入れるべきではないというのが、一般的な考え方だと思いますが、ドレッジの場合にはそれは当てはまらないと考えています。
その理由と致しましては、ドレッジは苦手なデッキがはっきりとわかるためです。
明らかに苦手な相手がはっきりしているため、それらのデッキに対して著しく効果的なカードがあるのであれば、それは積極的に採用すべきであると考えます。例え専用カードになってしまったとしても、そのカードによって、相手の動きを阻害できれば、ドレッジというデッキの特性上、その隙をついて十分に勝つ可能性が高くなるのです。
◾︎ラヴニカのギルドで採用の可能性があるカード
確実に採用確定のものもあれば、まだまだ可能性レベルというものまでありますが、以下のカードが候補のカードとなります。
・這い寄る恐怖
間違いなくドレッジを変えるカードです。
ライブラリーから墓地に落ちるだけで、3点ドレインは間違いなく強いと言えます。
ライフレースで圧倒的な有利を獲得出来るのが、フェッチやショックランドと相性が良いところです。
・暗殺者の戦利品
土地も触れる2マナの万能カードです。
確かに強力ですが、相手のマナベース(色の面)が強固になるのは気になる点です。
ドレッジからすれば、微々たる差かもしれませんが、個人的には突然の衰微を押しのけてまで入るカードとは言い切れないと考えています。
・危険因子
どうにかこうにか採用したいカードNo.1。
這い寄る恐怖や燃焼でライフを削るのに加えて、これまで採用が可能となった場合、バーン寄りのドレッジみたいな表現が生まれるかもしれません。
・漂流自我
基本土地まで4枚抜ける凶悪なカードです。
青マナという点がドレッジ的には微妙な点ではありますが、脅威を一掃できるのは評価できる点です。
・壊死性の傷
可能性の可能性レベルのカードではあります。
上述の通り、傲慢な新生子を採用しない型なのであれば、クリーチャー数との兼ね合いから、採用は難しいかもしれません。
しかし、1マナでかなり大きいサイズまで対処でき、追放できる可能性があるのは、一考の価値ありと言えます。
◾︎サンプルリスト
以上を踏まえた上で、現在調整しているリストがこちらになります。
土地のバランスが難しく、まだまとまっていません。
また、サイドボードについては、集団的蛮行がまだ悩んでいる点です。コントロールを相手する上でハンデスは有効ですが、集団的蛮行のもう一つの用途であったバーンへの有用性が、這い寄る恐怖によって薄れてしまったため、別のカードに置き換えても良いかなと感じています。
【メインボード】
4ー恐血鬼
4ーゴルガリの凶漢
4ーナルコメーバ
4ー秘蔵の縫合体
4ー臭い草のインプ
3ー叫び角笛
3ー燃焼
4ー信仰なきものあさり
4ー安堵の再会
4ー壌土からの生命
4ー這い寄る恐怖
18ー土地
【サイドボード】
3ー集団的蛮行
4ー自然の要求
2ー突然の衰微
3ー古えの遺恨
3ー高山の月
◾︎終わりに...
如何でしたでしょうか。
元々ライターをやっていたこともあるため、個人的にはとても楽しんで書くことが出来ました。
今回まとめた経緯と致しましては、ドレッジというデッキを使っていて、デッキの相談をできる相手が非常に少なかったため、ドレッジユーザーの方々の少しでもお役に立てれば〜と思ったのが理由となります。
ご要望が御座いましたら、主要なアーキタイプとの対戦での注意点やサイドボーディングについてもまとめたいと思います。
それでは、皆さまのMtGライフの参考になれば幸いです。
また!
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